【医師監修】プラセンタ注射の効果は?デメリットや適切な頻度、ラエンネックとメルスモンの違いを徹底解説 - ラクレクリニック

【医師監修】プラセンタ注射の効果は?デメリットや適切な頻度、ラエンネックとメルスモンの違いを徹底解説

コラム

美容や健康維持に関心の高い方の間でよく話題にのぼる「プラセンタ注射」。

「名前は聞いたことがあるけれど、具体的にどんな悩みを解決できるの?」
「副作用やリスク、デメリットはない?」
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

プラセンタ注射は、優れた美肌効果だけでなく、疲労回復やアレルギー緩和など、全身の調子をリペアしてくれる非常に素晴らしい施術です。

本記事では、プラセンタの基本的な仕組みから、期待できる効果、気になる注意点、そして当院が推奨する通い方まで、医療の視点から分かりやすく解説します。

※動画内のクリニック名は旧名称(東京秘密クリニック)ですが、院長・診療方針に変更はございません。移転に伴い現在は『ラクレクリニック』として運営しております。

そもそも「プラセンタ」とは?

プラセンタ(Placenta)とは、日本語で「哺乳動物の胎盤」のことを指します。

胎盤は妊娠期にのみ形成される特殊な臓器であり、母体から赤ちゃんへと酸素や栄養を届けたり、逆に赤ちゃんの老廃物を母体の血液に戻したりといった、生命を育むための極めて重要な働きを担っています。

人間だけでなく、牛や豚などの多くの哺乳動物も、出産直後に自らの胎盤(タバ)を食べる習性があります。これは、栄養がぎっしりと詰まった胎盤を摂取することで、出産によって著しく低下した体力を速やかに回復させるためです。

プラセンタに含まれる主な栄養素と成長因子

胎盤には、一つの生命を細胞レベルから創り上げるために必要な栄養成分が豊富に含まれています。

  • 十数種類のアミノ酸:肌の潤いや身体の組織を構成する基礎となります。
  • 各種ビタミン・ミネラル:身体の代謝をスムーズにし、調子を整えます。
  • 成長因子(グロースファクター):細胞を活性化させ、組織の修復や再生を強力にサポートするプラセンタ最大の強みです。

プラセンタ注射がもたらす「4つの美肌・アンチエイジング効果」

プラセンタに含まれる成長因子やアミノ酸が、年齢とともに衰えがちな肌の再生力を高め、以下のような高い美容効果を発揮します。

1. 肌のハリをもたらし、乾燥小ジワを改善

成長因子の働きによって肌の細胞が活性化されると、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンの量が増加し、内側からふっくらとしたハリが生まれます。また、豊富に含まれるアミノ酸の保水作用によって肌の水分量がしっかりと保持されるため、乾燥が原因でできるシワの改善に高い効果が期待できます。

2. シミの予防と、今あるシミの排出を促進

プラセンタには、シミの元となるメラニン色素を作り出す酵素「チロシナーゼ」の働きを抑える優れた美白作用があります。さらに、肌のターンオーバー(細胞の生まれ変わり)を促進することで、すでに蓄積してしまっているメラニンの排出をスムーズにし、現在できているシミやくすみの改善をサポートします。

3. ニキビの炎症抑制と細胞の修復

プラセンタには炎症を抑えて細胞を修復する「抗炎症作用」があります。これにより、赤く腫れてしまったニキビの炎症を速やかに鎮め、ニキビ跡の残りにくい綺麗な肌への回復を促します。

4. アトピー性皮膚炎のかゆみ軽減と高い抗酸化作用

炎症による皮膚のかゆみを抑える働きもあるため、アトピー性皮膚炎の症状緩和にも有効とされています。また、過剰な活性酸素(細胞をサビつかせ、老化を進める原因)の発生を抑制する「高い抗酸化作用」があるため、お肌全体の若返りや透明感のアップ(くすみの改善)が期待できます。

美容だけじゃない!男性にもおすすめしたい「全身への健康効果」

プラセンタ注射の魅力は、お肌へのアプローチだけにとどまりません。自然由来の成分であり身体への負担が少ないため、女性はもちろんのこと、多忙な毎日を送る男性の体調管理にも非常におすすめです。

  • 疲労回復・肩こりの改善:血行を促進し、蓄積した疲労物質をクリアにします。
  • 免疫力アップ・風邪予防:自律神経や免疫バランスを整え、ウイルスに強い身体を作ります。
  • アレルギー疾患(花粉症など)の緩和:過剰な免疫反応を鎮めます。
  • その他の効果:冷え性の改善、二日酔いの予防、薄毛対策など、多岐にわたる全身の不調に効果があると言われています。

💡 院内スタッフのリアルな体験談

当院のスタッフも定期的にプラセンタ注射を打っていますが、「明らかに疲れにくくなった」「以前に比べて風邪を引きにくくなった」と、その効果をリアルに実感しています。「最近なんとなく疲れやすい」「美肌になりたいし、体調も整えたい」という方にとって、一石二鳥の施術です。

医療用プラセンタ「メルスモン」と「ラエンネック」の違い

日本の医療機関で使われている医療用プラセンタ注射薬には、厚生労働省から医薬品として正式に認可されている「メルスモン」と「ラエンネック」の2種類があります。

■メルスモン(Melsmon)

  • 主な製法:加水分解法
  • メリット:pHが中性に近く、痛み止め成分(ベンジンアルコール)が含まれているため、注射時の痛みが少ない。
  • 保険適用の条件:更年期障害(原則45歳〜59歳の女性が対象)

■ラエンネック(Laennec)

  • 主な製法:分子分割法
  • メリット:独自の製法により、胎盤エキスの含有量が多い。有効成分がダイレクトに届く。
  • 保険適用の条件:慢性肝疾患による肝機能障害

👨‍⚕️ 佐々木院長の見解:どちらの製剤を選ぶべき?

製造工程や保険適用の枠組みに上記のような違いはありますが、美容医療の観点(自費診療)で考えるならば、どちらの製剤にも成長因子、ビタミン、アミノ酸などの優秀な成分が含まれています。

そのため、体調管理やアンチエイジング目的であれば、製剤の種類をそこまで過度に気にする必要はありません。プラセンタは何よりも「定期的に継続すること」で真価を発揮します。まずはご自身が無理なく通い続けられるクリニックで始めてみるのがベストです。

なお、当院では、より胎盤含有量の多い「ラエンネック」を自費診療にて導入しており、効率的なリペアを求める患者様にご好評いただいています。

プラセンタ注射のデメリットと事前に知っておくべき注意点

非常に安全性が高くメリットの多いプラセンタ注射ですが、以下のデメリットと注意点について事前に必ずご理解いただく必要があります。

「献血」ができなくなる

日本国内において、人由来のプラセンタ製剤を一度でも注射した方は、以降の献血を行うことができなくなります。

これは、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)などの、脳に障害をきたす未知の感染症の伝播リスクを「理論上0%とは言い切れない」という国の安全基準(予防的措置)によるものです。

ただし、実際の製造過程では厳格な安全対策(高温高圧蒸気滅菌など)が徹底されており、これまでに国内外でプラセンタ注射による感染症の発症例は1例もありません。リスクを極限まで排除するためのルールであるとご理解ください。

※なお、この献血制限は「注射」の場合のみです。市販されている豚や馬由来の「プラセンタサプリメント」の摂取であれば、献血への影響はありません。

まれに起こるアレルギー反応

プラセンタは豊富な栄養素を含む自然由来の成分ですが、体質によっては、まれにじんましん、赤み、腫れなどのアレルギー反応が出る場合があります。万が一、施術後にこのような症状が見られた場合は、速やかに使用を中止し、当院医師までご相談ください。

効果を実感するための適切な頻度と、当院が推奨するペース

プラセンタ注射は、一度打てば劇的に変わるという特効薬ではなく、定期的に体内に注入を続けることで徐々に体質を改善し、身体の調子を整えていく治療です。

一般的な効果実感の目安

通常は、週に1〜2回の施術をまずは3〜4回ほど重ねることで、お肌のモチモチ感や、寝起きの良さ・疲労回復効果を実感される方が多い傾向にあります。

当院が推奨する通い方

お忙しいライフスタイルの中でも無理なく、長期的に良い状態をキープしていただくため、当院では初期段階を過ぎた後は「2週間〜4週間に1回」のペースでの継続をおすすめしています。

施術自体はごく短時間(数分)で終了し、他の美容皮膚科メニューに比べて比較的安価に受けられる治療ですので、マッサージや美容院に通うような感覚で気軽にライフスタイルに取り入れてみてください。

まとめ

プラセンタ注射は、人由来の豊富な栄養素をダイレクトに補給できる、安全かつ非常にコストパフォーマンスの高い施術です。

「最近なんとなく疲れが取れない」「肌のハリや透明感を取り戻したい」「内側から健康的に若返りたい」という方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

皆様のご来院を心よりお待ちしております!